ZEN CLUB

2022年 12 月号 Number. 548

Interior Idea

〈プリザーブドフラワー〉12 オーダーメイドのクリスマスリース

街角のイルミネーションが一斉に輝く12月、あちこちの玄関ドアをクリスマスリースが飾ります。
もともとクリスマスの縁起ものではありますが、年中楽しめるインテリアとしても定着しました。
今回お話を伺ったのは、オーダーメイドのフラワーリースを届ける「GROUND」大谷裕佳さんです。

インテリアアイディア:〈プリザーブドフラワー〉12 オーダーメイドのクリスマスリース

クリスマスリースは魔除けや永遠の幸福を願う季節の縁起ものですが、長く美しさを保つことができるプリザーブドフラワーならオールシーズン飾れます。クリスマスを機会として、インテリアに合わせたオリジナルリースをオーダーするのも人気です。

年の瀬は街の店先やイルミネーションもすっかりクリスマス気分。個人宅の玄関先でもリースが飾られたドアを見かけることが増えましたが、クリスマスが終わればすぐにお正月のしめ飾りや門松に変わってしまいます。

インテリアとしても定着したフラワーリースですから、その時だけの季節ものとしてではなく、お部屋で長く楽しんではいかがですか?

実は日本では年間30億本以上の花が販売されるのに対して、約10億本もの花が廃棄されています※。

食品の消費期限と同じように、生花も時期を過ぎれば販売できずに廃棄することに。一般的な生花店のフラワーロスは30~60%にのぼるといわれています。

「花屋では日々お花を廃棄しなければならないという状況を目の当たりにしてきました。どうすればもっとお花を大切に扱えるかは、今も常に考え続けています」(大谷さん)

花の廃棄は店頭で鮮度が落ちたものだけでなく、生産者の基準に満たなかったものが出荷前に選別されて廃棄となるものも少なくありません。茎が曲がったものや長さが足りなかったものは花がきれいについても店頭には並びません。

しかし、リースに加工するには全く遜色なく使用できます。

「開業から15年、『GROUND』はオーダーメイドに特化することでフラワーロスゼロを達成していますが、それはもちろん廃棄をしないためだけではありません。

お客様一人ひとりの想いを伺うことからオーダーは始まり、それが贈り物なら受け取った方の笑顔もイメージして、お花を通じて温もりを感じてもらいたいと願いながら作っています」

「GROUND」のリースは生花を特殊な方法で加工したプリザーブドフラワー。生花の柔らかさや自然の美しい色を保ちながら数年もの間楽しむことができます。またドライフラワーのように簡単に破砕することもなく、落ちガラも出ません。

「毎日お花の手入れをしているとお花の気持ちが伝わってきます。人間と同じようにお花にも感情があり、私たちにとってお花は大切な家族。お客様にもそう感じて頂けるよう大切に大切にお届けしています」

:12輪もの赤いバラを贅沢に使った、クリスマスにふさわしい華やかなリース。深いグリーンとレッドのコントラストが美しい。
グリーンと実ものをメインに仕上げたナチュラルテイストのグリーンリース。どんなお部屋にもマッチ。
シックな印象のパープルリース。優しく上品な色合いはアンティークのインテリアにもぴったり。

GROUND

  • 兵庫県神戸市中央区旭通1-1-1 サンピア2F2072
  • tel:078-414-7836 ※完全予約制
  • 10:00~15:00 ※土日祝を除く
  • https://www.ground.ne.jp/