「WHARF神田三崎町」は、JR水道橋駅・地下鉄九段下駅から共に徒歩6分と利便性に優れた場所に建つ地上9階・鉄骨造のテナントビル。特殊加工を施した鉄板の無機質な雰囲気と四角形が複雑に織りなすシャープな印象の外観は、周囲に馴染みながらも洗礼された雰囲気を醸し出しています。

狭小地である上、建物裏面に首都高速道路5号線が通り、建物間口が非常に狭いなど難儀な点が多い土地。そこで、首都高速道路5号線を眺望できるよう上層階南面に大きな窓を設け、夜には都心の街並みと高速道路を流れるライトを夜景として楽しめるという付加価値にしました。首都高下は川が流れており、下層階南面にも窓を設置し開放感を演出。街路樹の桜を眺めながら、四季折々の景色を楽しめます。

各フロアにも大きな窓とそれに繋がる広めのバルコニーを設置することで開放感を演出し、室内の高い天井高との相乗効果で空間の圧迫感を解消。土地の特徴を最大限に活かし、デメリットをプラスにとらえた工夫が随所にみられる建物です。