Interior Idea
03 ファブリックで春の模様替え
日ごと春めく3月。お部屋の装いも軽やかに変えたくなりますよね。
天気次第ではまだまだ寒い日もあるこの季節、まずはクッションカバーなど
手軽に変化させられるアイテムから模様替えを楽しみましょう。
やわらかい春のはじまりをイメージさせてくれるくすんだグリーン。年間通してインテリアに洗練された印象を与えるライトグレーとも好相性です。
寒の戻りもありながら陽ざしはやわらかくなり、あちこちに春の気配を感じる3月。インテリアも春らしく模様替えをしたくなりませんか?
この時期はまだ三寒四温、都心部でも雪がちらついたり、まだまだあったかグッズを手放せない方も多いはず。季節の移りかわりの途中には、ファブリック(布製品)の模様替えがオススメです。ウールやふかふか素材はそろそろ季節外れかなと感じたら、クッションやカバー類など手軽なものから春を取り入れましょう。
ファブリックの模様替えで意識するポイントは2つ。まずは素材。マイクロファイバーやウールのスロー(ひざ掛け)を愛用している方は、まだ手放せないかもしれません。
そんな時は、毛やベルベットなど厚地のものから、綿のやわらかいものへチェンジ。さらに2つ目のポイントである色も変化させましょう。ワインレッドやダークブラウンといった濃い色から明るめのトーンへ。アイボリーやパステルカラーに変えるだけでガラッと印象が変わります。同様にクッションカバーなどにも明るい色を取り入れて。華やかさが春の彩りを感じさせ、軽やかな空間演出ができます。
ここで注意したいのが、先取りし過ぎないこと。麻やブルー×ホワイトといった「清涼感」の強い素材やカラーコーディネートは寒々しく感じられます。取り入れるのは5月末頃がよいでしょう。春のはじまりにはピンク・黄色・淡い緑などがぴったりです。
ささやかな模様替えでもお部屋の雰囲気は大きく変わります。ぜひ軽やかなインテリアに変えて、心はずむ春を楽しんでくださいね。
トレンドカラーをプラス
部屋を華やかに彩る、2022年のトレンドカラー「イエロー」もオススメ。明るさを呼ぶ色で、春に向けて気持ちをととのえていきましょう。
ブルー×ピンク
ブルーはパステルピンクをプラスすることで「春らしさ」を演出することができます。夏前にピンクをホワイトに変えると初夏から盛夏向きのインテリアに。
軽さを感じさせる素材
綿素材やざっくりした織目の生地で、軽さを出すのが春らしいインテリアコーディネートの決め手です。明るい色の分量を多めに、色の強弱を抑えてやわらかく。
インテリアコーディネーター
● 松田ともみ
大手ハウスメーカーで10年以上コーディネーターとして勤務。
高級家具メーカーでのスタイリストを経て、現在はライターとして ”年を重ねても健やかで美しい暮らし” のご提案をしています。