一級建築士までの道のり 〈2〉
2016年7月、ZENグループで初となるPPP/PFI事業を受注しました。
名古屋大学の留学生寮を約2年半かけて整備、約35年間の維持管理・運営も含め総額約28億円の事業であり、発注方式や期間、規模(金額)と個人的に初めて尽くしの中、グループのバックアップもあってなんとか受注までこぎつけた案件でした。
建築不動産の分野においては自分なりに勉強してきたつもりでしたが、受注後、大学・設計事務所・建設会社との定例会議では全く話についていけず、各担当の方は一級建築士の有資格者が多かったため、「一級建築士に受かるだけの知識量が無いとついていけない」と強く感じました。
資格学校に再入学し、2017年10月から1年間、平日は2~4時間、土日祝日は学校での勉強時間も含めて10~14時間の勉強を続け、2018年の受験5回目でやっと合格。これが私の「道のり」です。
国家資格取得を目指す社員の合格報告を受けてはそれぞれの「道のり」を想像し、自分自身と重ねてニヤつきながらも頼もしく感じる今日この頃です。
文:株式会社ZENホールディングス
代表取締役社長 松瀬 賢亮