年齢と時間感覚
年末になると、年齢とともに時間経過が短く感じる人は多いのではないでしょうか。その説明として「ジャネの法則」を紹介しましょう。(参考:フランスの哲学者、ポール・ジャネが提唱)
これは「人生のある時期の時間の感じ方は、その人の年齢に反比例する」という説です。例えば、5歳児にとっての1年は20%(=1/5)、50歳の人にとっては2%(=1/50)に相当する感覚です。
また「アテンション・アロケーション理論」によると、新しい経験には注意を集中させるため時間が長く感じ、繰り返しの活動では時間が短く感じられるというもので、「時間のスケーリング効果」も同様です。
参考までにこのほか「パーキンソンの法則」や「プロスペクト理論」などもあります。嫌なことや退屈なことをやっているときに比べて、好きなことや楽しいことをやっているときの時間経過は短く感じますが、それだけ充実した時間を過ごせたとも言えそうです。
また1年を長く感じるために未経験のことに挑戦してみるというのはいかがでしょうか。
(K.Y.)