若者意識JTCの価値観ギャップ
最近は少子高齢化と人手不足から、人材獲得競争は激しさを増してきていますが、新入社員の意識のほうも大きく変わってきているようです。
「すぐにでも退職したい」と「2、3年は働き続けたい」を合わせた割合は、半数近い44.5%に達するとのことですから、隔世の感を禁じ得ません。(リクルートワークス研究所の調査)
この若者意識の特徴は、“タテよりもヨコのつながり”を重視する考え方が強いようで、言うなれば「上司よりも異なる職場や違う会社の同世代がどのように働いているかに関心が強い」とのことです。
ところで、近頃よく耳にするのが「JTC」という言葉です。これは伝統的な日本企業(=Japanese Traditional Company)のことで、古い習慣の残る硬直的な企業は、どちらかと言えば“タテ型”のヒエラルキーを重視する傾向が強いため、若者の価値観に対応できていません。
時代変化の中、双方の柔軟な歩み寄りが必要ではないでしょうか。
(K.Y.)