スポーツに学ぶ組織力
今年のスポーツ界は、例年以上の盛り上がりを見せています。具体的には3月に、米国メジャーリーグの大谷翔平が大活躍した侍ジャパンのWBC制覇、9月と10月にはバスケットボール男子日本代表とバレーボール男子日本代表がそれぞれ、2024年のパリ五輪出場権を獲得したことなどです。
このような“歴史的快挙”と言われる勝因を分析すると、共通した3要素が挙げられます。まず第一に勝利への原動力となる主力選手の存在。第二にチーム全体を的確に掌握している監督の存在、そして第三の力と言われる熱烈な応援団(サポーター)の存在です。
上記の三要素を企業の組織力として捉えた場合、次のように置き換えられそうです。第一に現場で卓越した実践力を発揮する有能な人財の存在。第二にチームや組織全体を率いる戦略家兼人格者としてのリーダーや経営トップの存在。そして第三にはこの組織を外部から支援する、ステークホルダーと言われる利害関係者(顧客・株主等)の存在ではないでしょうか。
(K.Y.)