「君たちはどう生きるか」が教えてくれたこと
スタジオジブリの宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が7月に公開され、ヒットしております。私も漸く先品を鑑賞することができました。今回は事前に全く宣伝をしないという新たな戦略が話題を呼んでおり、それが成功したかどうかはわかりませんが、観客の動員は好調のようです。
私は中学1年生の夏休みの読書感想で吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」の小説を選びましたので、この件については懐かしんでいます。 1937年に発行された小説は2017年には80年の年月を経て漫画化され、新たな読者が生まれたようです。今回の映画は宮崎駿のオリジナルで全く吉野源三郎の小説とは異なりますが、映画の中でこの本の読んだ主人公の行動に変化を来すという話になっています。
宮崎監督がこの本から受けたものが映画全般に表現されているのではないかと感じました。若い方はこれからの生き方を考える良いチャンスとなりますし、私のような年配の者にとっても昨日と違う今日、今日と違う明日をどう生きるか考える良い機会となりました。
(H.F.)