大通りから少し入った閑静な住宅街は白金高輪駅近くまで続き、さらに駅周辺には高層マンションが建ち並びます。
広尾・麻布・恵比寿・品川など魅力的な周辺の街を自転車等で行き来することを楽しむ、アクティブで感性の高いビジネスマンをターゲットとする共同住宅を施工しました。

「駅近接の大型タワーマンションと差別化するため、デザイナーズという意匠性をベースに、メゾネットタイプ・吹き抜け・透過性のある間仕切壁等により、空間の広がりを感じられるような間取りとすることで付加価値をつけました」（東急株式会社都市開発事業部 木所氏）

準住居地域で容積率300%なのに狭小敷地狭小道路、日影規制有り、白金という場所柄賃料は高く、競合も多数。しかも普通の賃貸では難しい、何か特徴のあるものをという事業主様の高いレベルの要求に応えた設計は、屋根や間取りが非常に複雑な造形に。図面や模型から完成形をイメージできない部分も多く、設計時から委細を決めていくことは困難でした。しかも、水位が高いのに地下がある、3次元に壁が斜めになっているなど、現場は難問が山積み。それも関係者全員の尽力をもって、予定工期で乗り切ることができました。（フリークス 小菊氏）