春になると桜をイメージしたスイーツが店頭をピンク色に彩ります。

その代表はやっぱり「桜餅」。春の季語にもなっています。

桜餅は大きく分けて2種類あり、小麦粉などを薄く焼いた生地で餡を包んだ関東発祥の「長命寺」と、道明寺粉を蒸して砂糖を加えた生地で餡を包んだ関西発祥の「道明寺」。

どちらも塩漬けにした桜の葉で包みます。享保2年（1717年）長命寺（東京都墨田区）の門番が門前に創業した「山本屋」で売り出したのが始まりと言われています。

外側の桜の葉は食べても差し支えはありませんが、むいて餅に残る移り香と繊細な味わいを楽しむのがおすすめです。